お秋山の日記

楽しい人生

2023年9月18日(月)

待ちに待った日がついに訪れました。今日は友だちと会う日なので、めちゃくちゃ楽しみにしてました。

 

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(本日のハイライト)

 

友だちはどこに連れて行くか散々迷ってくれたようですが、僕がとりあえず行きたいところの選択肢をやたらめったらに出し、この日はソンス周辺を散策することになりました。

 

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(ソンス駅に着きました)

 

最後に会ったのは友だちが東京に観光しに来ていた6月だったので、再会するのは3ヶ月ぶりでした。

 

とりあえずお昼を食べることにして、友だちが調べてくれたお店に行くことにしました。

 

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(少し暑過ぎるくらいの晴れ模様)

 

駅から少し歩き、僕はハングルを見つけるたびに発音して言葉にしていたので、たまに間違っているときは友だちが正しい読み方を教えてくれました。

 

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(学びながら歩く)

 

お昼ご飯の時間だったので、周辺には会社員っぽい人たちが溢れていて人が多かったです。

 

目的のお店に着くと、既に二組くらい並んでいたので、待っている間にメニューを見て決めることにしました。メニューには麺が多く、僕はまぜそばに決めました。

 

ここら辺は景観が良いねと友だちに言ったところ、友だちは少し汚いと言っていたので、僕の感性は若干汚いのかもしれません。

 

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(汚い感性)

 

でも、下北沢とかって丸の内とかと比べると少し汚い感じがしますが、そういうところ独特の良さってあるじゃないですか。それを伝えたかったのですが、韓国語の実力不足でした。

 

友だちの名前が呼ばれたのでお店に入りました。お店の中はかなり綺麗で、近くに住んでいたら毎日来ていたかもしれません。

 

友だちはラーメン?みたいなのを頼み、卵焼きのキンパを二人で食べることにしました。

 

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(見るからに美味しそう)

 

僕が注文したまぜそばがめちゃくちゃ美味しくて、韓国に来て一番味の濃い食事だったためか、一番美味しく感じました(※バカ舌)。

 

日本ではまぜそばを食べた後にお皿にご飯を入れて食べると思いますが、韓国ではそういうことをしないようでした。何でも混ぜるから韓国でもあるのかなと思ったら、意外とありませんでした。

 

食べ終わった後は僕が行きたいと思っていたショップやカフェを一緒に行ってもらうことにしました。

 

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(生活......)

 

ソンス周辺はオシャレな雑貨屋とかがいっぱいあって歩いているとそういうお店に入って気軽に楽しめます。

 

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(ここに行きたかったけどなぜが閉まってた)

 

歩いている途中でたまたま見つけたソンススペースというところに入ったのですが、ここがとても面白かったです。

 

服屋と展示が一体になった場所で、たぶん宇宙がコンセプトになっているようでした。

 

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(宇宙飛行士もいる)

 

試着室が同時にお店のコンセプトを表す展示場みたいにもなっていて、「これがソウルの最先端か〜」とアホみたいにずっと感心して見ていました。

 

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(試着どころじゃない)

 

特に服とかを買ったわけではないのですが、見て回っているだけで楽しかったです。たぶんこういう場所がソンスにはいくつもあるのだと思います。

 

次は前々から行って見たかったカフェに行きました。ここは使われなくなった工場を改装してできたカフェで、雰囲気がガレージっぽくて独特なオシャレさを醸し出していました。

 

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(工場カフェ)

 

そういう経緯でできたカフェなので、中は二階建てでめちゃくちゃ広かったです。僕はとりあえずゆずレモンティーを注文しました。

 

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(待っている間はもちろん写真タイム)

 

席は2階の窓側をとりました。その窓をすぐ出るとツリーハウスがあり、友だちから行きなよと言われましたが、何か恥ずかしくて行けませんでした。

 

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(良い匂いがした)

 

僕は子どもの頃こういうツリーハウスに住むのが夢で、それを伝えたところ友だちが「夢が叶うよ!」と更にすすめてくれましたが、僕はもう子どもではないので無理でした。

 

しばらく色々話をしてから、また散歩することにしました。

 

DIORの建物が綺麗だと話題だったので僕たちも行ってみましたが、どうやら工事中だか何だかで中には入れませんでした。

 

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(あからさまな工事中)

 

友だちも言っていたのですが、最初思っていたよりも建物が小さかったです。写真で見るとバカデカく見えるのですが、本物はもう少し小ぶりでした。

 

その後はたまたま通りがかったPoint of Viewという文具屋に入ったのですが、ここの文具とかのデザインのコンセプトがものすごく良くて、とても自分好みのものでした。

 

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(またまた住みたい場所)

 

金縁のノートとかが売っていてマジで欲しかったのですが、良すぎてそこに何を書けば良いのかわからず、購入を断念しました。

 

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(このあと後悔することになる)

 

文房具とかって僕は無性に好きなのですが、ラップトップがあるため文房具はもはやお役御免になってしまい、どこか悲しいです。

 

その後はついに聖地巡礼ということで、我らがSMエンターテイメントの本社を訪問することにしました。

 

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(そびえ立つ本社)

 

去年もここに一人で来たのですが、怖すぎて中にあるグッズショップとかには入れませんでした。なので今回は友だちがいてとても心強かったです。

 

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(KWANGYAへ突入)

 

中にはアイドルたちのサインが展示されていたり、デカいパネルに映像が流れていたりしてファンの人ならとても嬉しい場所だったと思います。

 

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(最高空間)

 

僕はこのとき畏れ多すぎて、あまり口をきけませんでした。あとほとんど鏡張りみたいになっていて、あちこちで反射しているので、よく転びそうになりました。

 

何か買えないかなと思って色々見ていましたが、どこで何が売っているのかよくわかりませんでした。それでもその空間にいることができただけで、魂が満たされました。

 

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(荒野で満ちる魂)

 

SM本社の真ん前にはソウルフォレストというデカい公園があり、友だちはそこがお気に入りの場所なので散策することにしました。

 

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(左の二つのマンションはクソ高いらしい)

 

どこで夕飯を食べるかなどを相談したりしました。僕はもはやソウル内で何をすればいいのかわからなくなっていたので、友だちが絵とか描いたりすればいいんじゃない?と言ってくれて、このときあの店でノートを買わなかったことを後悔しました。

 

それとこれは後で判明したのですが、SM本社の一階には展示パネルとカフェがあるらしく、そこには気づかずに行かなかったので、後日ノートを買うのも兼ねて訪れようと思います。

 

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(人生は後悔の連続)

 

でもやり直せば良いだけなので、悲しむことはないです。再チャレンジ、大事。

 

ちなみにこの上の池の写真のところは友だちがソウルフォレスト内で一番好きな場所らしいので、みなさん是非行ってみてください。

 

この日は公園内に犬の散歩をしている人がめちゃくちゃいて、芝生の広場が犬の一大交流会みたいになってました。

 

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(穏やか過ぎる午後)

 

その反面で一人で孤独にたたずむ猫を発見し、池の方をずっと見て何かを考えているようでした。僕たちが近づいて行っても微動だにせず、どこか諦念感のある猫でした。

 

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(その孤独に寄り添いたい)

 

ベンチに座って話していたときに話題になったことですが、僕が哲学専攻ということが友だちに明らかになりました。

 

僕は哲学を専攻していると言うのは少し気恥ずかしいのでいつも文学専攻と言っていて(文学部の哲学科だから嘘ではない、たぶん)今回僕の専攻の話になったときに僕はついに哲学科であることを認めました。

 

そしたら友だちが「人間の本質ってなに?」とドデカい質問をしてきたので、「言葉だよ」と答えておきました。

 

そしたら動物も言葉を話すじゃんと言われたので、動物が言葉を持っていると思うのは人間が言葉を持っているからだよと答えたら、新鮮な答えだと言ってくれて安心しました。

 

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(楽しい会話)

 

そのあとはしばらく公園内を歩いて、夕飯を食べにホンデに向かいました。ホンデには学生が多く、他のところと比べて若々しい力にみなぎっています。

 

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(活気がスゴイ)

 

この時間帯にはストリートパフォーマンスとか、めちゃくちゃ上手いストリートシンガーとかいて、歩いているだけでホンデの文化を感じることができます。

 

それとホンデはなぜか日本人に人気な街らしく、至る所に日本人がいるのですが、日本語が聞こえてきたりして友だちが日本人に気がつくたびに「君の友だちがいるよ」と教えてくれて面白かったです。

 

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(もう全員友だち)

 

まだ夕飯を食べるには二人ともお腹が空いていなかったので、カフェに寄ることにしました。そこのカフェは友だちが前から行きたかったところらしく、雰囲気がとても良かったです。

 

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(隠れ家感がスゴイ)

 

僕はここでレモンティーを頼んで、紅茶にレモンが入ったやつが出てくるかと思いきや、普通にレモンの飲み物が出てきました。友だちはアイスアメリカーノとケーキを頼んでいました。

 

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(美味しかった)

 

友だちはプロフェッショナルなので、ケーキとドリンクの写真を撮るのにめちゃくちゃ真剣でさすがでした。

 

僕もレモンティーの写真を撮ったのですが、暗すぎて影ができないせいか、レモンティーが宙に浮いているような写真が撮れてしまいました。

 

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(浮遊するレモンティー)

 

友だちが頼んだケーキは超美味しかったらしく、このカフェに友だちが通い詰めるのはたぶん確定でした。

 

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(ちなみに店の入り口にも猫がいた)

 

カフェを出ると早速夕飯のサムギョプサルを食べに行きました。もともと目指していたお店は混みすぎて、待機客が外に溢れ出しているレベルだったので、友だちが別のお店を調べてくれてそこに行きました。

 

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(念願のサムギョプサル)

 

サムギョプサルは韓国のお店では普通は二人前からしか頼まないので、一人ではなかなかお店に入ることができません。なので今回友だちとサムギョプサルを食べることができて嬉しかったです。

 

友だちがサムギョプサルを食べやすい大きさに切ってくれてとてもありがたかったです。お肉を切るのを自分も挑戦してみましたが、友だちのようには上手くスパスパと切れませんでした。さすがプロフェッショナルです。

 

食べ終えると友だちがホンデ駅まで送ってくれました。切符を買うのも手伝ってくれて本当に感謝です。

 

それで友だちと別れたのですが、買った切符がなぜか使えずに、別れた友だちにすぐさま電話したら戻ってきてくれました。どうやら切符それ自体がダメなやつだったようで、もう一度買い直して今度こそバイバイをしました。

 

しかしその後、友だちにピンチを救ってもらって安心したせいか、逆方向の電車に乗ってしまい、マジで焦りました。

 

途中で降りて正しい電車に乗ろうとしましたが、そこでもまた逆方向に乗り、もう訳がわからん状態になっていました。

 

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(泣く寸前の図)

 

友だちに確認しながら、なんとか正しい電車に乗り、ホテルに帰ることができました。外国で感じるこの不安感を久しぶりに味わいました。

 

部屋に帰ると安心感と疲れからベッドに飛び込みましたが、友だちに会えて本当に楽しい一日でした。韓国に着いてからはもちろんのこと、今年一番楽しい日になりました。

 

こっちに来てから少し早く家に帰りたいと思ったりしたこともあったので、友だちに会えてマジで安心できたし、元気をもらいました。

 

友だちとはまた帰国前日に会う約束をしているので、今からもう楽しみです。本当に友だちには感謝しかありません。生きる力を貰ったので、また明日から楽しく過ごそうと思えました。

 

滞在が残り一週間になりましたが、無理せず気ままに過ごしたいと思います。